眠り姫はひだまりで【番外編】
「ほんと、大丈夫だから。気をつけてね」
安心させようと思い、笑ってそう言うと、彼女はぱぁあと顔を明るくさせた。
「…大和先輩…」
そして、感動したような顔をされる。
…えっと、なんで僕の名前知ってんだろ。
一年生に知り合いはいないんだけどな……
「…あの、なんで名前」
「先輩っ!!」
訳を訊こうと思ったら、ガタッと音ともに、両手を掴まれた。ええっ?
彼女は真剣な顔をして、僕をじっと見ている。
えっと…?
「あたし、先輩が好きです!付き合って下さい!!」
…は?
思わず、ぽかんと口を開けた。
彼女の目は、やっぱり真剣そのもので。
…いや、いやいやいや?
「え…あの…ごめん、え?」
「あっ!すいません、あたし、一年三組の町田ちよです!得意なことは早弁、苦手なことは水泳です!よろしくお願いします!」
いや、よろしくお願いしますじゃなくって。