俺しかいない



「こ…ここは…?」


「萌え喫茶♪

時代に乗ってみたのよ~ん

どぉ!?」



セーラー〇ーンの格好をした美里が俺の前でくるりと回ってウインク。








ヤ・メ・テ・ク・レ






「へ~ん!

翔のためにやってるんじゃないも~んだ!」



無反応な俺を見て美里はふてくされたみたいだ。




…ん?



「それって誰かのためにしてるってこと?」





まさかな…






「もち、駿ッ♪」


「でえぇっ!?

ア、アイツにそんな趣味が…」



「私が萌え~な格好してるところ見たいって言うもんだからぁ~♪」



そう言って体をくねらす美里。


俺は笑いを堪えるのに必死だった。




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