『華國ノ史』
※以下本文とは関係ありません


セブン

 華王より受け取った騎士マントを纏っている。

 フォロフォロの尾から戦い取った龍鱗の鎧を中に着こむ。

 それは膝上まであるチェーンメイルのようでもあった。

 剣ベルトを腰に着け、二刀を両腰に下げている。

 手にはケイロンから貰った魔法の革グローブを着け、
 
 足は華國騎士に支給される鉄製のすね当てを装備している。
 
 騎士の証である指輪は魔よけの指輪と共にネックレスにし首から下げている。

 
ウルブス

 黒いズボンに白いシャツ、黒のチョッキを来ているだけで防具は一切身に着けていない。

 老化による体力減少を装備を外す事により解消している。

 常に命をさらけ出す事で剣技を研ぎ澄ます為でもあった。

 白く整えられたひげが印象的であったという。

 その姿から戦場の老紳士と言われた。

 
ピエロ
 
 色白の顔に道化の刺青を施している。

 髪は長くストレートで、肩まで伸びている。

 実は魔力を底上げする為に全身にも刺青を入れているがそれを見た者は少ない。
 
 おおきな鞄を持ち、長いコートを着ている。

 この時、持ち物は戦闘仕様になっていたので、中の旅道具は全て預け、武器のみを入れていた。

 
カトリ

 王華隊の制服を装備していた。

 上質の赤い上着にズボン。

 黒いフード付きマント、ブーツは革製で黒であった。

 手にも薄い黒の手袋をはめている。
 
 腰には鞭を装備し、腕にはケイロンから譲られた家宝の腕輪を着けている。
 
 
クロネ

 ケイロンに貰った黒のドレスを自分で仕立て直した物を着ている。

 黒の薄いマントを首前ででくくり多くのアクセサリーを身に着けている。

 戦闘時は黒いスカーフを三角に折り、顔の下半分を覆っている。

 これは殺した敵が死霊と化した場合。殺した本人の顔を覚えさせないまじないの為であった。

 両手にはリッチの悪夢を装備している。

 
ミニッツ&セコンド

 学生時代からいつもお揃いの服を着ている。

 茶色の長い前開きポンチョを被っている。

 杖を持ち、多くの者が想像する魔法使いのイメージに最も近い。

 帽子は特徴的で尖り帽子だが、唾が狭く背中に向かい伸びている。



 彼等は城壁の前に立ち、セブンを先頭に並んでいる。

 多くの槍が刺さった三日月城塞には各軍団の旗が立てられている。
 
 セブンは橋を見つめているのであろう敵に目を向け、希望の剣を振りかざしている。

 ウルブスは左を、ピエロは右を見ている、

 カトリは空を向き、双子は互いを見やっていた。
 
 この絵画の面白い所は、クロネが密かにセブンの背中を見つめている事である。



 名画
 【三日月城塞の死闘の解説】より
       
 
< 171 / 285 >

この作品をシェア

pagetop