好き嫌い。
式が済んで。
散々みんなにからかわれて恥ずかしかったけど嬉しくて。


それと共に康太がすごい人になってる事に驚いた。


でも。


正直、どんな人になっててもそんなことはどうでもよかった。


康太が康太でありさえすれば。


付属品のように功績が付いてきてるだけ。


実里にはそう思えた。


社会的に凄い人であっても、実里の前では甘えん坊な人。

大胆で強くて、甘くて。

実里が好きになった【こうちゃん】のままだ。


ぶっきらぼうだけは治ったけど。



「ミノリ…」


降り注ぐキスは甘くて。


抱きしめられたら壊れそうで。


離れたくない。


そう誓った。

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