シルバーブレット
刑事部 捜査一課―――――



「お、結灰!朝からやり合ったらしいな。五課が迷惑そうだったぞ?」


「別にやり合ってないっスよ。うるさい上に通行の邪魔だっただけっス。」


先程の出来事は既に警視庁内を巡り、煌の先輩刑事である志麻(シマ)の耳にも届いたらしく、挨拶も無しにからかわれた。



「志麻さん、おはようございます。五課、何のガサ入れだったんですか?」

「おう瀬羅おはよう。俺も詳しくは知らないけど麻薬・覚醒剤・拳銃のオンパレードで何かややこしいらしい。」

「時間がかかりそうですね。」

「あぁ、それでうちにも人を回せと刑事部長から…」


トゥルルル――……

ガチャ

「はい、捜査一課…はい…はい……分かりました。志麻さん!河川敷で男性の変死体が発見されたそうです!」

「おう、分かった。行くぞ!」


事件の一報が入ると志麻は部下達と共に現場へと向かった。
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