二番目の女。
私は急いでスウェットに着替えて部屋を出た


リビングには朝ご飯を食べる二人



「胡桃ーおはよう!」

朝帰りのお姉ちゃんはいつもと変わらない笑顔を私に向ける


でもその笑顔とは裏腹に、"夜いなかった事を言うな"と言われている気がした


『…彩海おはよう…修平さんもおはようございます…』


「おはよ、胡桃ちゃん」


『…っ』



胡桃"ちゃん"…


ちゃん付けを今まで呼ばれていたのに


一度呼び捨てでよばれるとそっちがいいって体が、心が求めてる




「胡桃ー、修平に何か相談事したのー?」


はい、とスープを渡しながら聞いてきた



相談事…?



ああ、さっき言ってたのか
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