二番目の女。
「あー、修平はね?同じバイトの人達が…なんか嫌?っていったらしくてねえ…」
嘘、ついてる
人のせいにしてる
『そう、なんだ』
「…うん…
修平と一緒にいたかったんだけど!
あ、ノロけゴメンねー!」
そう言って彩海は欠片の入った袋を私から奪い取って
「捨ててくるね!」
と言って靴をはいて颯爽(さっそう)と外を出た。
まるで、話を逸らすように
~♪~♪
流行の歌が、私の携帯から聞こえ――
るわけでもなく、彩海の携帯から聞こえる
テーブルの上にある、彩海の携帯
ちらり、彩海の携帯を見た
―ガチャッ
「ただいま!」
帰ってくるの早っ…
急いで食器を洗う
『あ、お帰り』
平常心を保って
彩海はふふふーんと、鼻歌を歌って、テーブルにある携帯を見たらすぐそれをとって部屋に戻って行った
『…』
差出人は
知らない男の人の名前だった