二番目の女。
食器を洗い終わってから昨日夜お祝いであげようとおもっていたケーキ
二人分
それは、修平さんと彩海の分
ケーキはその日の夜か次の日の朝には食べて下さい、って言われたから修平さんがいない今、私が食べるしかない
『彩海ー、ケーキ食べよー!』
リビングから大声を出すとすぐに出てきた21歳
「わっ!ケーキ!胡桃ありがと!」
そうやって笑う彩海に妹の私でも可愛いと思える
二人でケーキを食べて、TVを見た
「…ねえ、胡桃」
『んー?』
「昨日、修平来なかったんでしょ?」
『うん、』
「"また"他の女と…」
彩海は悲しそうに唇をかんだ
『…またって?』
「…あのね、胡桃……修平ね、時々浮気するの」
そう言ってまた悲しそうにケーキをばくっと食べていた
『…、そう、なんだ』
「うん」
実際のところ、貴方もしてるでしょ、といいたい所だけどあくまで私は知らない設定だ