二番目の女。

「やめとけよ」


低い声を出して彼女を脅した。


修平、こんな可愛い子やめとけよ

ねえ君、あんなダメ男なんてやめとけよ

俺…こうやって深入りするのはやめとけよ


そんなたくさんの"やめとけよ"



彼女は背を向け悲しそうだったから、俺はベットの下に落ちてた紙を拾い、下手クソな字でアドレスを書いた




…彼女が連絡してきますように、


なんて願いながら
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