危険なキス
「それじゃあ、これで……」
「何言ってんだよ。家に誰もいねえんだろ。ベッドまで連れてく」
「ええっ……」
先生の提案に、つい構えてしまう。
だけど先生はあたしの考えていることが分かったのか、口角をあげてニッと笑った。
「何考えてんのかな?紫乃ちゃんは。
エッチだなぁ」
「ちがっ……」
「介抱するだけだろ。変なこと考えんな」
「……」
そう言われては、断りようがない。
あたしは仕方なく、先生を家にあげることにした。