闇に咲き誇る桜





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チュンチュン



徐々に蘇ってくる意識の中、鳥の鳴き声で一気に頭が覚醒する。


いつも通り朝稽古をするため着流しに着替え、刀を持って静かに部屋を出る。



ここでは結構早いみたいだし、寝てる人を起こすのも偲びない。


刀が振れ、尚且つ人目に触れない場所を探していたら、昨日の桜があった蔵の裏まで来た。




ここが気に入った俺は、桜の木の下で座禅を組み、足の上に刀を置いて少しの間冥想した。





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