闇に咲き誇る桜
沖「抜刀術ですか?
なら、僕からいきましょうか?」
夜「いえ、どちらからでも構いません。」
感覚が、少しずつ仕事をしていた頃に戻って行く。
俺が動きだしたのと、沖田が動き出したのはほぼ同時だった。
上から来た刀を横薙ぎに払いながら、刀を返して逆の横薙ぎにすると見せかけて突きを繰り出す。
しかし咄嗟に反応した沖田は突きを受け止め、そのまま小競り合いに持ち込まれる。
女の俺は、根本的に男である沖田の力に敵うわけがない。
だが、だからと言って力を付ける修行を怠ってきたわけでは無い。
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