闇に咲き誇る桜





斎藤の声で、静まり返っていた道場に音が戻る。




沖「はぁー。

負けちゃいました。


絶対まだ本気じゃなかったでしょう?」



夜「いえ。

出していましたよ?」



俺がそう言うと、「その顔は絶対出してないですね・・・。」と言いながら、沖田はしょげていた。



一体、俺はどんな顔をしていたのだろう?


斎「次は俺と頼む。



総司、審判を代ってくれ。」


少し目を輝かせた斎藤が近づいて来て、しょげている沖田に審判を頼んでいた。



沖「・・・わかりましたよーだ。

早く並んで下さい。


それでは、此れより試合を始めます。

両者構えて・・・始めっ!」




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