闇に咲き誇る桜
横暴だな。
しかも・・・師匠が幕府側?
あんなに尽くしたのに裏切られ、危うく殺される所だった人を、死んでもなお、幕府に縛り付けるのか?
どうして自分のことことしか考えてない奴らのために、俺の命も捧げなきゃなんねーんだ。
だめだ・・・ここに来てから、自分を律することが出来ない。
夜「俺はどちら側でもありません。
どうしても師匠の事をお聞きになりたいのでしたら、ずっと聞き耳を立てていた沖田さんや斎藤さんに報告させればよろしいじゃないですか。
そのつもりで見張らせていらっしゃったのでしょう?
土方さんが私を信用していない様に、私も貴方を信用している訳ではありません。
芹沢殿も昔から存在を知っているというだけで、心から信用している訳ではありません。
ですが、こそこそと人の事を嗅ぎ回っている貴方よりかは信が置ける人だと思っています。
それでは話しも以上のようなので、此れで失礼させていただきます。」
イライラを抑えきれず棘を含ませてしまった俺は、土方の呼び止める声を無視して部屋を出た。
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