神の戯れ


此方に背を向けて立つ少女に声をかけようと一歩前へ足を進めるが、新雪を踏みしめた瞬間に割れた地面。


ひび割れた地面が崩れ落ちる寸前で咄嗟に飛躍し遠くへと跳んだアスラ。



無事に着地し身を守ったが、直ぐに何かに気づき横へ跳ぶ。



すると先程まで彼の居た地面に降り注ぐ氷の刃。


鋭いそれは人の体を貫く事も可能だろう。



 「ちょっと手荒なもてなしだな……」


状態を立て直したアスラは1つ息を吐くと一気に少女との距離を縮める。










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