鈍感な恋
「別に・・・」


何故か少し嬉しいと感じてしまった自分がいて、それが悔しくて、いつも以上に冷たく答えてしまった。



「せっかく一緒に帰ってんだから少しぐらい会話しよーぜッ!」




「彼女と帰れよ。」



「だーかーらー、彼女いないって何度も言っただろ!」



「はいはいッ。」



「信じてねぇだろ!今までだっていたことねぇんだからな!
あーもうなんで信じてくんないかなぁ。」



< 12 / 23 >

この作品をシェア

pagetop