鈍感な恋
あの事とは、私が入学したばかりの頃の事。


委員会に入らされて、嫌々会議に出たときに初めて志田とあった。


志田とは隣の席で、志田から話し掛けてきた。


外見がチャラそうだから無視しようかと思ったが、まだはっきりとチャラ男とは決まったわけじゃないし、嫌々連れてこられて暇だったから何となく話して見ると、以外としっかりしてて、凄い話が会ったから会議中ずっと話してた。



でも次の日、学校へ着き、廊下を歩いてるとチャラそうな男と女がつるんでる中に志田がいた。



(やっぱりチャラ男か・・・。)

そう思い、志田への見方が変わった。


中身はしっかりしてるし気も合うし良い奴だとは昨日話してみて分かっているのだけど、やっぱりチャラそうな人達とヘラヘラ笑いながら話している姿を見たら無意識に体が拒絶してしまう。


普通の人から見たらあの志田の姿は別に普通のことなのだろうけど、チャラい奴を拒絶してしまう私にとっては、志田が軽く見えて仕方ないのだ。


「おっ、ようッ♪」



「・・・」


すれ違いざまに声をかけられたが、これ以上関わらないように無視をした。
少し、胸の中で変な感じがしたが、きっとそれは昨日まであんだけ話した相手だから罪悪感が少しあるんだろうと思った。



「は?ちょっ、関本?」


戸惑いながら、状況が理解できないらしく、志田が後ろから追い掛けてきた。
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