鈍感な恋
「そんなの理由になんないって。関本がチャラい奴が嫌いなのはしょうがないと思うけど俺は凄い気も合って楽しかったし関本と友達でいたいと思うんだけど。」


そう真剣な顔で言われ、少しなやんだが、やっぱりチャラい奴と考えるだけでなぜか自分でも理由が分からないような嫌気がさしてしまうことを思うと、やっぱり無理だと思った。



「志田が悪いわけじゃないから。ホントごめん。」

そう言って、志田の横を通り過ぎた。



そして少し歩いた時、後ろから志田が大きな声で


「諦めねーかんなー!!」


と叫ぶ声が聞こえた。


私はそのまま後ろを振り向かずに教室へたどり着き中へ入った。
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