闇ノ花




だけど、私は見逃さなかった。


ほんの少しだけ、土方さんの目が泳いだ事を。





「……意味分かんねぇ」





土方さんは、ぷいっと私から視線をそらして、自分の仕事に取り掛かった。


でも、私には分かる。


それは、自分が何を考えているか、私に悟られないようにする為の行動だから。


本当に、ありがとうございます。


心の中でもう一度呟いて、私は土方さんの部屋から出た。



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