闇ノ花
「死んで償ってもらおうか?それが嫌なら体で償うか?」
……は?
死ぬか……体か?
選べるわけない。
何でそんな物で償えっていうの?
着物を洗えとか、ご飯を奢れとか、そういうもっとマシで得な物にすればいいのに。
だけどこの人の脳みそは、どうやらそんな物は考えられないらしい。
仕方ない、戦うか……。
……私はしばらく、苦無にも刀にも触っていない。
だけど……自分の身は、自分で守るしかない。
自信ないけど、何もせずにあっさり斬られるのは嫌だから。
私は、脇差しを抜こうと腰に手を当てた。