闇ノ花




だけど……今まで、ずっと考えていた。


この気持ちは何なんだろうって。


この……山崎に対して、ドキドキしているのは何なんだろうって。


私、山崎が……






「──好きです」





一瞬の沈黙が流れる。


あれ……私、今何て言った?


案の定、驚いた表情をしている山崎。


す……好きって言っちゃった……⁉


何で言ったの私⁉


かあっと顔が熱くなる。


まっ、待って待って、時間戻って……!




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