闇ノ花




私が黙っていると、斎藤さんはついにその言葉を発した。





「──近藤さんの暗殺だ」


「は……?」





思わず、耳を疑ってしまう。


何でそんな、馬鹿な事を計画しているの?


だけど斎藤さんは、冷静に続きを話した。





「俺が、何とかしてその日時を先に延ばしておく。だから決行される前に、お前らも手を打ってくれ」


「わ、分かりました!すぐ、土方さんに……」


「頼んだ。……それと、藤堂の事だが」


「……」





え……?





「あいつの事を、お前らは勝手に勘違いしているようだが。あいつは江戸にいた頃、伊東さんの道場で世話になっていたらしくてな……」




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