闇ノ花




「……無理はしなくていいのじゃ。これはお前が決めれば良い。これから幕末の時代へ行き、相手の男を殺すか、それとも心を通い合わせるか」


「……っ」





──山崎が死ぬなんて、考えたくもないのに。


だけど……私は、山崎に聞きたい事がある。


この事実が分かった上で、聞きたい事が……。





「芳乃。山崎烝という男は……必ず、お前の事を想っておる。だから、心を通い合わせるという方法でもいいのじゃ」


「だけどそうしたら、小松流が消えちゃうじゃん!それに私、山崎に振られたのに……」




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