Street Ball
[REEF]を真似たら、俺達は[HEAT]で居られなくなる。


語った構想は壮大だが、プレイヤーの、人間の気持ちを理解しようとはしていない。


その点を見れば、己の力を過信している俺と同い年の奴等と大差ない。


「どうだ?俺はこんな所で終わるような男じゃないんだよ。」


決め台詞のつもりで言ったのだろうが、浅はかさに鳥肌が立つぐらい気持ち悪い。


反吐が出そうだ。


「この事を[REEF]は、アキは知ってるのか?」


「彼奴等はこれからも金を稼いで貰う大事な商品だ。こんな事を話して、臍を曲げられたら困る。」


この場所にアキが居ない事から、そんな所だとは思っていた。


勇人が言っていた事は気にかかるが、プレーに嘘を吐けるような奴ではないと思う。


ロンが言った臍を曲げられたらは、恐らくそうなると分かっているのだろう。


それでも俺に話したのは、兵力を後ろに付けての威圧と無言の口止め。


とことん小さく、セコい男だ。
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