そしてまた、キミに。



もともと俺が子どもが好きだっていうのもあるけど、女の子に向けた優の純粋な笑顔があまりにもキレイで…
オーバーかもしれないけど、俺には彼女が天使に見えた。



それから少しでも優に近づきたくて、
視線を送ってみたり側で騒いでみたり存在はアピールしていたけど、どうしても話しかけることができなくて…

席替えで隣の席になれたときは、
勝手に'運命'だって思ったんだ。




優と話すようになってからも、距離を縮めるのにいちいち時間がかかった。

想いはどんどん大きくなっていくのに、それを伝える術も勇気も持てなくて
俺ってこんなに奥手だったっけ?って
自分でもビックリするくらいだった。


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