夕焼けの彼方
「さあ!そうと決めたら、さっさと終わらせましょう」
「うん、何を決めたのかはよくわかんないけどね。
早く終わらせることに、異議はない」
そう言ってアタシ達は、作業を再開した。(ちなみに羽矢先輩、今日初めてのお仕事)
カリカリ…
カリカリカリ…
カリカリカリカリ…
まるで、スナック菓子を丸呑みして一気にかみ砕いているように、文字を書く音しか出てこなかった。
だが、どうも人間というのは集中力がないらしい。
「なぁ、暇だからしりとりしねぇ?」