最低男との結婚
けれど・・・

じっと、私の顔を見ながら
少し笑みを浮かべてる
この男と目を合わせてしまったら

誤魔化すことも、
ウソをつくこともできず、


「好きだけど
悪い?」


開き直ってしまってる自分。


その言葉に、

一瞬驚きながらも

笑い始める男・・・・


「いやいや、ははは、くっ・・あはは
全然全然、あはは
俺も、お前の事
好きになれそうだわ、
うん、たぶん好きになるわ。」


そう笑いながら

大きな手で
私の髪を、ぐしゃぐしゃにするように撫でると


「やっぱ、帰すのやーめた。
愛の告白もされたし
その期待に答えてやんねぇとな?」


いや、何か

うれしいけど・・・

違う方向に話が進んでるような・・








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