高梨さんと北条くん
「ちちちちがうよ!姉貴、姉貴にあわせたいんだ!」


「じゃあ、お姉さんに会ったら帰れってことかな…」

「いや!そういうことじゃなくて!むしろいて欲しいっていうか!」

どんどん墓穴を掘っていって真っ赤になる姿に、愛しさを覚えて。


「……な!!」

頬にキスをしてみた。

「お前さ…こういうことは俺からさせろよな…」

「いいでしょ、別に」

そういい終わらないうちに、今度は私が唇を塞がれた。

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