風俗嬢の恋人はサンタクロース!?【完】
「もしかして、
元彼の事ひきずってる?」
あたしの手が一瞬ピタッと止まる
「引きずってないよ。
もうそういう感情ないし」
「ホント?」
「ホント」
「じゃぁなんで彼氏つくんないの?」
「いい男いないもん」
「それって元彼と比べてんじゃないの?」
「違うよっ!
もー、健さん今日おかしいよ?
元彼の事なんて話すんじゃなかった!」
ぷいっと顔を背ける。
「わかった、ゴメン。
今日はもう帰るな。」
「・・うん、あたしもゴメン。
見送るよ。」
あたしはそう言って
健さんのカバンを持った