【短】《ヴァンパイア番外編》 いつでもどこでも危険です
もう目に力入れ過ぎて痛くなる位睨んだ。


でも効果は………ハッキリ言って、ありませんでした。


「んあ゛?だってお前……そんなにカワイイ仮装して、オレの理性がフッ飛ばないとでも思ったワケ?」


「ハイ?」


「ネコって言ったら魔界じゃ魔女や悪魔が1番身近な立場なんだけど、結構大切にされてる生き物なんだよ。だったらヴァンパイアのオレも……甘やかさなきゃな?」


ニヤリ。イジワルさ満点の笑みを浮かべる月模。


ヒクヒクと頬を引きつらせる私に、再びキスをする。


「んっ!ちょっと待って……」


「待たない」
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