冷徹ドクターに甘やかされてます



「で?どこ行きたい?」



「えーと…普段春田先生はどこでご飯食べてる?」



「家」



「そうじゃなくて人とご飯食べる時…あ、じゃあ春田先生の家、は?」



「家はダメ」



「なんで!」



「若い女が簡単に男の部屋行きたいとか言うもんじゃない。…一応俺も男だぞ」



「それって…二人きりになったらどうなるかわからないってこと?」



「違うけど」



「違うの!?」



まるで保護者のように言っては、彼は運転しながらも左手で私に軽いデコピンをした。


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