冷徹ドクターに甘やかされてます



「あれ…あっ!それ私があげたやつ!」



「そ。お前が前に『邪魔だから髪結えば』って髪縛ってきたんだろうが」





『春田先生髪邪魔じゃないの?』

『…邪魔だけど』

『切らないの?』

『切りに行く暇がない』

『ならせめて結いなよ!はい、頭貸して!』

『なっ…!』





そういえば春田先生と仲良くなりだした頃、そんなやりとりをしては持っていたヘアゴムで無理矢理その髪を結った記憶がある。

思えばあの頃から、春田先生はいつも髪を結っている



< 152 / 303 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop