冷徹ドクターに甘やかされてます



「…だからね、決めたんだ」



「?」



「僕がもっともっと元気になって、いつか陸ちゃんを守るんだって」





君のための、夢を持とう





「その為に、苦い薬も飲むよ。痛い治療も頑張るよ。そうして元気になって、大人になったら僕の体でも出来る仕事を見つけて、陸ちゃんにプレゼントをあげるんだ」





思い描く未来には

今まで陸ちゃんがくれた花たちより、もっと沢山の花束と

それを受け取り笑う顔





「それだけ立派な夢があるなら、これからの治療も頑張れるな」



「…うん、」





体の真ん中に抱えたもの

いつ壊れてしまうのか、怖い時もある

だけどいつか少しでも

想いを返せるように



生きるんだ

一分一秒でも永く

笑顔で、いるんだ



その夢も含めて、陸ちゃんにはまだ内緒なこと。





< 301 / 303 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop