冷徹ドクターに甘やかされてます
「…だからね、決めたんだ」
「?」
「僕がもっともっと元気になって、いつか陸ちゃんを守るんだって」
君のための、夢を持とう
「その為に、苦い薬も飲むよ。痛い治療も頑張るよ。そうして元気になって、大人になったら僕の体でも出来る仕事を見つけて、陸ちゃんにプレゼントをあげるんだ」
思い描く未来には
今まで陸ちゃんがくれた花たちより、もっと沢山の花束と
それを受け取り笑う顔
「それだけ立派な夢があるなら、これからの治療も頑張れるな」
「…うん、」
体の真ん中に抱えたもの
いつ壊れてしまうのか、怖い時もある
だけどいつか少しでも
想いを返せるように
生きるんだ
一分一秒でも永く
笑顔で、いるんだ
その夢も含めて、陸ちゃんにはまだ内緒なこと。