冷徹ドクターに甘やかされてます
横になったまま春田先生へ視線を向ければ、呆れたようなその顔
「けど、もしも先生が倒れたら大変だもん」
「…?」
「子供たちにとっても、先生だから信じて預けてる家族にとっても…春田先生は大切な存在なんだから」
「……」
私一人が倒れるのと
春田先生が倒れるのとでは、全く違う
その存在の大きさを
私自身も、知っているから
「…バカ」
「ふがっ」
呟いた私に春田先生はぎゅっと私の鼻をつまむ