【短編】イブの夜に抱きしめて
「山田はサンタさんに何処に連れて行ってもらうんだ?」
翌日。鈴木課長に尋ねられた。オフィスのロビーにある自販機の前。
「サンタさん……ですか?」
「ああ。サンタさん」
大の男がサンタさんと表現するその言い方につい、笑ってしまった。
「笑うなよ……」
「だって」
「で、何処だ?」
「そうですね、サンタさんにはイルミネーションが綺麗な所に連れてってもらいたいです」
希望も兼ねて言ってみる。鈴木課長と行けたらいいな、って。
「そうか。女性はそういうのがいいのか」
彼女と行くのかな。羨ましい。
翌日。鈴木課長に尋ねられた。オフィスのロビーにある自販機の前。
「サンタさん……ですか?」
「ああ。サンタさん」
大の男がサンタさんと表現するその言い方につい、笑ってしまった。
「笑うなよ……」
「だって」
「で、何処だ?」
「そうですね、サンタさんにはイルミネーションが綺麗な所に連れてってもらいたいです」
希望も兼ねて言ってみる。鈴木課長と行けたらいいな、って。
「そうか。女性はそういうのがいいのか」
彼女と行くのかな。羨ましい。