夏色の約束。~きみと生きた日々~


あおちゃんは今、どんな想いでなつの言葉を聞いてるんだろう。


「他の女の子の浴衣姿、“可愛い”って思っちゃ、ダメだよ……?」

「……なっちゃん?」

「あおちゃんはずっと、なつだけを見てればいいの……っ」


夏の暑さも忘れてしまうくらい、頬が真っ赤に染まっていくのが自分でも分かった。


ってかなつ、なに言ってるんだろう。


今、結構大胆なこと言わなかった……?


どうしよう、あおちゃん、引いてないかな……。


自分の気持ちを正直に言ってみたのはいいけど、その代わり、少しの不安と恐怖、そしてどうしようもない恥ずかしさがなつの体中を駆けめぐる。


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