クリスマスはメランコリー
―☆°――‥*…
目が覚めるとカーテンから日差しが舞い込んで、眩しかった。
「…いたっ」
ベッドから起き上がろうとしたら、腰の辺りがズキンズキンと痛んだ。
おまけに頭もガンガンするし、胃がムカムカする。
「…ふわぁっ、おはよ、ナナさん」
「ぎゃ!?」
「…朝から、『ぎゃ!?』は無いでしょう。驚きすぎです」
思わず布団を頭まで被って、身を隠した。
「ねぇ、ナナさん。
朝からこんな事を言うのも何ですが、ミーちゃんに反対されても…俺はナナさん大好きだから、
もっと努力します。
ミーちゃんにダメ出しされないように…。
勿論、一回ヤっただけで彼氏ずらなんてしませんし、ナナさんが好きになってくれるまで…待ちます…って何言ってんだろ、俺…」
背後から聞こえるユウヤさんの声。
私の失態や昨日、この部屋で起きた出来事は何となくは覚えてはいる。
何となく覚えている記憶を辿ると、生き恥をさらしたかのような失態に目を背けたくなる。