ド天然!?魔女っ子の秘密
「あの笑顔は、反則だよ…」

小さく呟いた。


あーんなにいつも怪訝そうな顔ばかりしてるのに…

あんなに可愛くて無邪気な笑顔をいきなり向けるなんて…

不意打ちだし、間違いなく反則だね。


心臓が未だにバクバクと壊れそうなくらいに鳴っている。


落ち着けあたし。


翔太が出て行った保健室の出入り口をみつめる。


頭にあるのは、翔太の笑顔だけ。

頭にあるというよりは、支配されているような。


あの笑顔見たら、もう、隠しきれない。

もう自分の気持ちを騙せない。

誤魔化せない。

嘘つけない…


もう認めるしかないんだね…





あたし、



あたし―――――









――――――翔太が好き。
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