ド天然!?魔女っ子の秘密
とりあえず、先生に謝りに行かないと。

水晶玉を壊して、授業も中止させてしまったし…


時計を見ると、17:30ごろ。

大体の先生は帰ってしまったね。


明日、先生のところに行こう。


「あら、神崎さん、起きたのですね。体調はどうですか?」


保健室の先生がドアの近くに立っていた。


若くて美人。おまけに優しそうな先生。


「ご迷惑をおかけしました。もう大丈夫です」


ペコっとお辞儀した。


「今日はもう早く寝てくださいね。怪我は大したことないので安心してください」

「ありがとうございました」


あたしはベッドから立ち上がり、保健室を出ようとした。


「あ、そうそう」

先生がポンと手を打った。

「どうかなされました?」

「柏木君がかなり心配されていましたよ。休み時間になると必ず来て、貴方をずっと見ておられました」


先生はここで爆弾発言。

「優しい彼ですね?」

カァァっと顔が赤くなるのを感じた。


「断じて違います!そういう関係ではありませんから!」


あたしは最後に感謝の意を伝えて、保健室を出た。
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