ド天然!?魔女っ子の秘密
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家々が並ぶ、昔の風景が広がる。

風に揺れる緑の芝生と青々とした木々が美しい。


そんな街の広場のような場所に、女の子と男の子がいた。


女の子は美しい黒髪に雪のような白い肌、真紅の瞳を持った可愛さと美しさを兼ね備えている、絶世の美女。

男の子も整った顔立ちにメガネをかけた、ロイヤルブルーの美しい瞳。


二人とも、かなりの美形だ。

2人が町を歩けば目を引くだろう。


年齢は…あたしと同じくらいに見えるから、きっと同じ歳だと思う。


二人が仲良さそうに話をしている。

男の子が覚悟を決めたのか、何やら思いついた様子で口を開いた。


『あ…あのさ…』

『何?』

女の子はふわりと笑った。

『お、俺さ…』

『うん』

『俺は、お前のことが…』

『ガーネットー!』


男の子が何かを言いかけたのと同時に女の子を呼ぶ声がした。

『アンドラ』

女の子は嬉しそうに彼の名前を呼ぶ。


また別の男の子が、女の子の元へと駆けよる。

美しい紅の瞳の男の子。

爽やかなイケメンだ。

二人は優しそうに幸せそうに微笑みあう。


アンドラ、と呼ばれた少年は青い瞳の男の子とも仲がいいようだ。

3人で本当に仲がよさそうに笑いあって話をしていた。
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