ド天然!?魔女っ子の秘密
あたしは小麦ちゃんの手をとった。
小麦ちゃんは顔をあげてあたしを見た。
罪悪感で胸がいっぱいになっている天使に笑いかける。
「今から小麦ちゃんに魔法をかけてあげる」
「魔法…?」
「そう。勇気が出る魔法だよ」
あたしは目を閉じて詠唱し始めた。
小麦ちゃんの手を握っていない方の手を小麦ちゃんにかざす。
「"彼の者に勇気を与えよ
グローリー・ライト"」
ぽうっと暖かい光が小麦ちゃんの胸の中に入っていく。
光が消えると、小麦ちゃんが目を開けて、明るさに目を慣らすように何度か瞬きを繰り返した。
「由良ちゃん…?」
「これで大丈夫。きっ上手くいくよ」
あたしは微笑んだ。
するとパアッと笑顔になった小麦ちゃんは
「由良ちゃん、ありがとう」
もう天使にしか見えなかった。
「これをおばあさんに。お大事にって」
「ありがとう!」
小麦ちゃんは薬を受け取り、箒に跨がった。
「また来てね」
あたしは店先に出て小麦ちゃんを見送った。
「"フライト"!」
箒に跨って空を飛ぶ小麦ちゃんの姿が見えなくなるまで手を振っていた。
さて、あたしも仕事に戻らなきゃ。
お客様をお待たせしていないといいな。
腕を組んで背伸びをしながら店に戻る。
小麦ちゃんは顔をあげてあたしを見た。
罪悪感で胸がいっぱいになっている天使に笑いかける。
「今から小麦ちゃんに魔法をかけてあげる」
「魔法…?」
「そう。勇気が出る魔法だよ」
あたしは目を閉じて詠唱し始めた。
小麦ちゃんの手を握っていない方の手を小麦ちゃんにかざす。
「"彼の者に勇気を与えよ
グローリー・ライト"」
ぽうっと暖かい光が小麦ちゃんの胸の中に入っていく。
光が消えると、小麦ちゃんが目を開けて、明るさに目を慣らすように何度か瞬きを繰り返した。
「由良ちゃん…?」
「これで大丈夫。きっ上手くいくよ」
あたしは微笑んだ。
するとパアッと笑顔になった小麦ちゃんは
「由良ちゃん、ありがとう」
もう天使にしか見えなかった。
「これをおばあさんに。お大事にって」
「ありがとう!」
小麦ちゃんは薬を受け取り、箒に跨がった。
「また来てね」
あたしは店先に出て小麦ちゃんを見送った。
「"フライト"!」
箒に跨って空を飛ぶ小麦ちゃんの姿が見えなくなるまで手を振っていた。
さて、あたしも仕事に戻らなきゃ。
お客様をお待たせしていないといいな。
腕を組んで背伸びをしながら店に戻る。