christmas
christmas
日付が変わる頃…
クリスマス・イヴが、クリスマスになっても…
二人で温かい布団のなかで
ゆびだけ絡ませていた。

ここから見る佑輔の顔が好き。
すぐにキスしたくなる…。
もう寝息を立てていている佑輔に
布団をかけてあげた。

幸せってこういうこと
なのかもしれないなぁって思う。

簡単だけど、朝ゴハン作ってるとか
朝のおいしい空気のなかを
二人で並んで歩いたり。

「亜紀、今夜、また逢おうか。」
「うん…?」
繋いだ手をぎゅっとされた。

「なんだよ。」
「…ううん。めずらしいね。佑輔が
逢おうって言ってくれるの。」

いつも私から逢いたいと言ってる
ような気がする。
私の方が逢いたいが大きい。

それがイヤとかじゃなくて、
心地よくて、嬉しいことだけど。

「クリスマスだし。…クリスマスって、
ゴハン食べに行くんじゃないの?
店、予約してあるから。」
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