クリスマスケーキ
坂田君の奥様は合コンで知り合った隣の会社の受付嬢。



会社の顔とあって美人で出席した同期たちの間からは羨望の声が漏れる。



披露宴が終わって湊の手配してくれた宿泊先のホテルに向かう。



湊がフロントで宿泊の手続き。


私は荷物番をしながらロビーに飾られた巨大なクリスマスツリーを眺める。



チカチカと点滅する沢山のイルミネーション。





「行くぞ…」



1枚のカードキー?


「私の部屋は!?」



「…部屋がスイートルームだ…一緒に寝ればいいじゃん」



「私と湊は…」


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