ハッピーハッピークリスマス
結局、「クリスマスだから……」なんて言う特別はなかった。
でも私的には、今日会えてよかった。と思う。
彼の隣で、彼を感じる事が出来る事が今私の一番の幸せだから。
それでも、クリスマスらしく大和の部屋のテーブルにはケーキやチキン、シャンパンの代わりにスパークリングワインとサイダーが置かれている。
「ごめんな、茉依。来年はちゃんと店予約して、もっとクリスマスらしく過ごそうな」
二人でテーブルを囲みそんな台詞を口にする大和。
私は俯くばかりで、何も言えなかった。
「茉依、顔上げて」
そんな台詞と共に伸びてきた手が軽く頬に触れ、それにつられ私は顔を上げる。
だから自然と目の前にいる彼と見詰めあう形になる。
「わ、私は大和と一緒なら、どこだっていい。大和が居てくれれば、それで……」
そこまで言って私は恥ずかしくなってしまい、また俯いた。
そんな私の頭に温かなぬくもりが降りてきて、大和が私の頭を何回も撫でた。
「俺だって、そう思ってる。
でもさ茉依、もっとわがまま言ってもいいんだぞ」