四十九日。
「管理人は皆同じ顔だから間違えるな」
「青い瞳は僕たちだけだ」
初めて別々に喋ったので少し驚いた。
確かに他の奴らは黄色やら赤やらおかしな色をしてた。
でもそれ以外に違いがないため遠くからの判別は難しい。
なんで皆メルヘンな…スカートやらショーパンやらロリショタな格好してんだよ。
頭大丈夫か。
「なんで、同じ顔になんだよ」
「都合がいいからだ」
「いろいろとな」
「へぇ…」
どんな都合だよ。
「個室を用意した」
「ついてこい」
協会の建物は、高さはあるものの中は人間界(?)となんら変わらなかった。
「まず僕から、これからの四十九日について説明する」
ショーパンの方が言う。
頷いてみせると話し始める。
「これから君は四十九日の間、人間界にいる事になる。
可能な限り自由な行動をとって良い。
しかし禁止事項に触れた場合、その行為により1日から最大7日四十九日から引かれる事になる。
ここまで理解出来たか?」
「おう」
そしてスカート野郎。
「続いて僕から、これからの四十九日のルール、並びに禁止事項を説明する。
霊体として人間界に関与しないこと。
いわゆる心霊現象を起こさないこと。
人間への関与は許されない。
ある方法を除いてはな。
ここまでは軽い罰則だ。
そして最大の禁忌。
悪霊化して人に憑くこと。
悪霊化した時点で、僕たちが君を執行する」
悪霊化って…。
「とにかく、悪さをしなきゃいいんだろ?」
「「そう」」
いきなりハモった。
男か女かわからない綺麗な顔もなんだか憎たらしい←
「「僕たちはこれからの四十九日、君の管理人…マネージャーとなる」」
「はあ…マネージャーねぇ」
そしていきなり2人に挟まれ、耳元で囁かれる。
「「あと、双子の妹なら悪霊化せずとも憑依可能だよ」」
パンッ。
2人が手のひらをタッチした瞬間、俺は自分ん家の前にいた。
『『くれぐれも、人間との過度な接触は控えるように』』
どこから聞こえたかはわからないが、あの2人だろう。
…いいとこあるじゃん。