ゆびきり
そんな梨由の気をまぎらわそうと、啓は雑誌をみせた。


「俺達今かなり人気日本でもあるみたいだぜ!いきなり音楽番組の依頼きてるし、雑誌撮影もぎっしり!」


啓は明るく、目を輝かせながら言った。


「えっ!凄いじゃん!でもラジオでは売りまくってるけど、その成果かしら」


梨由も明るく答えた。

「それも大きいかもな!でも人気って実感するだけで燃えてくる〜!」


「ハハハッ…単純なんだから。可菜は?もう寝てるよね?」


「ああ、いいこに寝てるよ。みてこいよ」


梨由は可菜が寝ている部屋へいき、寝ている可菜の顔を撫でた。


「ごめんね、寂しい想いさせちゃうけど、でもママも頑張るね」


愛おしいそうに可菜を見つめながら、そうつぶやいた。

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