それは気持ち次第
「で、あの、よかったら、ご飯の前に先輩にプレゼント買わせて下さい」

「いいよ。お返しとか」

「……そうじゃなくて、プレゼントしたいんです。好きな相手だから、そうしたいと思うんです」

どうやら、目論見は成功したらしい。見事に小野田君は私の考えを理解したようだ。

「よし、行こう。その前に、歴代の彼女に心の中でいいから謝れ」

私の言葉に小野田君は何でですか、と返してきた。ここまできて、わからないとか。

可愛いじゃないか、と思わずにはいられない。

そして、こんな可愛い彼を見れたことに嬉しくも思う。

これが恋心から来るものなのかどうかは定かではないが、彼をロボだと思ってなかった時点で、どうやら私も彼に好意を抱いていたことは間違いないだろう。

「よし、行くよ。高いもの買ってもらうからね」

「それは無理です。予算もあります」

「だからロボだって言われるんだよ。そこは空気読め」

ちらほらと雪が舞い始めた夜空は恋の始まりに丁度いい。




終わり。


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