12月26日
首元の長めのネックレスを握りしめる。

ついているのは、シルバーのリング。

別にもらったものでもないけど。


彼にあげるはずだったプレゼントとお揃いで。

でも、お揃いとかそういうものは買わないという暗黙の了解があって。


だから、隠すようにつけていたネックレス。


捨てられるわけなくて、だからそれはきっと、ずっと私の手元に二つともあって。

強く強く握りしめて、弱々しく泣いた。


だってこんなにも、会いたくて仕方がない。

好きで、好きすぎて仕方がないのに。


もう二度と会えない。

誰が悪いわけでもない、誰も憎めない。


きっとこのリングがある限り、私は彼を、忘れられない。
< 14 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop