キラキラ輝く夜
「きれい!すごいきれいですよ!」


「クスッ。若菜の目の中もキラキラしている」


そういう先輩の目もキラキラしていた。



クリスマススペシャルコースの料理はどれもスペシャルな味で、私の顔は緩みっぱなしだった。


「こんなに美味しいお料理、食べれて幸せです」


「もっと幸せにしてあげようか?」


「えっ?これ以上にですか?」



デザートのケーキとコーヒーが運ばれてきて、一息つく。


「うん。でも、その前に確認させて」


「はい?」


「若菜、今誰が好き?」


「えっ?幹也先輩ですけど」


私の気持ちは一目惚れした時から変わってない。

ううん、もっともっと好きになっている。

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