キラキラ輝く夜
幹也先輩とは同じ大学で、同じ映画サークルに入っている。


入学したばかりの私をサークル勧誘してくれた先輩の隣りに立っていたのが、幹也先輩でその時、恋をした。


見た目も声も私好みだった。

完全なる一目惚れ。


「幹也先輩、彼女いますか?」


サークル歓迎会の時、人気のある幹也先輩の隣りを争奪して、突撃した。


「いないけど」


「じゃあ、じゃあ、あたしを彼女にしませんか?」


「何で?」


「好きだからです。一目惚れなんです」


「悪いけど…男欲しいなら、他をあたって。彼女募集中のヤツ、いっぱいいるから」


他をだなんて…あっさり振られちゃった。

でも、めげない。諦めない。
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